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病気になるきっかけ

病気を引き起こすカギとなる神経伝達物質

うつ病とは、強いうつ状態が長く続いてしまい、日常生活に支障を来してしまう病気をいいます。うつ病は誰にでも起こりうる病気ですので、その原因をよく知っておきたいものです。 うつ病の原因は、まだはっきりしたことがわかっていません。これまでの研究から、脳の中で感情をコントロールしている神経伝達物質のバランスが崩れてしまうことが原因とされています。 人間の脳の神経細胞は、神経伝達物質を介して様々な情報を伝達し合っています。しかしストレスで心身ともに疲れている状態が長く続きますと、神経伝達物質の量や働きが悪くなってしまいます。とりわけ、意欲や気分を調整するセロトニンやノルアドレナリンのような神経伝達物質が十分に働かなくなりますと、感情がコントロールできなくなり、うつ状態に陥ってしまいます。 この様にうつ病は、心身ともに疲労困憊するような状態が継続し、脳の神経伝達物質の機能に悪影響を与えてしまうことが原因とされています。

うつ病になりやすい性格、そしてきっかけ

うつ病の発症には、その人がもともともっている性格も少なからずかかわっています。うつ病になりやすい性格としてあげられるのは、生真面目、責任感が強い、完璧主義者などです。物事が完璧にできないと、自分自身を許せなくなってしまい、ストレスをためることになってしまうのです。 またうつ病を発症してしまうきっかけが、私たちの日常生活には潜んでいます。そのきっかけは男性と女性では少し異なります。まず男性では、経済的な問題や職場の異動など仕事がらみの事がきっかけとなる場合が多いです。女性の場合は、妊娠・出産・月経などがきっかけになります。また女性は家にいる時間が長いこともあり、家庭内の人間関係も引き金になります。また男女ともに、親しい人の病気や死別も影響が大きいです。

薬物治療に頼らない治療方法

これまで述べてきたようにうつ病の原因は問題が起こったときのその人の心の対処の仕方です。原因はその人の考え方にあるなら、考え方を変えていく必要があります。 しかし、うつ病になった人にいきなり考え方を変えろと言っても困難でしょう。まずは抗うつ薬により治療することが必要になってきます。 ただ薬物療法にも限界があります。薬で対処しているだけですので再発する可能性があるからです。 抜本的な治療をするのであれば心のケアをしていく必要があるのです。それには原因を探り、それに対する考え方を変えていく必要があるのです。 その時に使われるのが認知療法です。認知療法とは当人の考え方や問題が起こったときの受け取り方を変えていくためのものです。 しかし、すぐには成果は出ませんので薬物療法と併用しながら進める必要があるでしょう。